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【9月定例研修レポート】もしもの時に備える💡自然災害BCP研修を行いました

こんにちは🌈

障がい者グループホーム「グッドフェローズ」です🍀

いつもブログをご覧いただきありがとうございます😊

 

9月に実施した職員研修は、ちょっと特別なテーマでした。

それは「自然災害BCP(事業継続計画)研修」!

 

日本は地震・台風・豪雨など自然災害が多い国。

私たちのような福祉施設では、利用者様の命と安全を守るために、日頃の備えがとても大切です。

 

今回の研修では、BCPの基礎から実践的な避難方法まで、しっかり学び直しました💪

その内容を、みなさんにもわかりやすくご紹介しますね✨


🗺️1. 危険ゾーンと安全ゾーンの確認

まず大切なのは「どこが危険で、どこが安全か」を知っておくこと👀

  • ハザードマップの活用
    自治体が公開しているハザードマップを使い、洪水や土砂災害のリスクを確認。
    過去の浸水や停電の記録も参考にしました。

  • 施設内の安全ゾーン探し
    「もし地震や台風が来たら、どこに避難する?」という視点で施設内を見直し。
    天井や窓、家具の倒れやすさを確認し、利用者様が安全に待機できる場所を決めました。

  • 図面に書き込み
    決めた危険ゾーン・安全ゾーンをすべて図面に記入し、誰が見ても分かるようにしました📝

  • 避難経路のシミュレーション
    車いすの方・視覚障害のある方など、さまざまな状況を想定してシミュレーション。
    「実際に全員がスムーズに避難できるか?」を職員同士で確認しました。

🤝2. 地域との連携強化

災害時は、施設だけで完結することは難しいです。

 

だからこそ地域との連携が不可欠💡

  • 地域代表者と話し合い
    「災害時にお互いどう協力できるか?」を事前に協議。
    施設が地域の避難所として使えない場合はその旨を伝え、代わりに福祉避難所としての役割や物資の提供などでギブ&テイクの関係を築いています。

  • 事前協定の締結
    「災害時にどんな支援ができるか」「食料や物資をどう確保するか」など具体的な内容を協定にまとめ、定期的に見直しています📄

 

 

こうした地域とのつながりが、いざというときに利用者様を守る大きな力になります✨

 

🌋3. 自然災害ごとのリスクと対策

災害にもいろいろな種類があります。それぞれの特徴と対策をおさらいしました。

 

🏚️地震

  • 建物の損壊や家具転倒が大きなリスク

  • 耐震診断・家具固定・避難経路確保が必須

🌊水害(洪水・浸水)

  • ある程度予測できる災害なので事前準備が大切

  • ハザードマップを使い「垂直避難」か「外部避難」かを判断

  • 備蓄品は3日分を上階に保管

  • 土嚢や排水板の設置、電気設備の高所配置なども実施

🌀台風・暴風

  • 飛散物対策や窓ガラス補強

  • 停電・断水を想定し非常用電源・水・食料・簡易トイレを確保

💡停電・断水

  • 医療機器や照明・暖房の停止に備えて非常用電源を準備

  • 紙の連絡網やモバイルバッテリーも必須

👥職員不足

  • 災害時に出勤できない職員が出る可能性を想定

  • シフトを柔軟に組み、泊まり込み体制や応援要請先も事前に決めておく

 

⏱️4. 避難のタイミングと「防災タイムライン」

「いつ避難するか」はとても重要。

研修では、警戒レベル3(高齢者等避難)発令時に行動開始が推奨されることを改めて確認しました。

また、厚生労働省が推奨する「防災タイムライン」を参考に、施設独自の時系列行動計画を作成。

「24時間前にやること」「発令時にやること」など、行動を時系列で整理しています📆

 

📑5. BCPの策定と実践

BCPは作るだけでは意味がありません。

定期的な訓練と見直しがポイント💡

  • 年1~2回の訓練(夜間・少人数時も想定)

  • 訓練後の振り返りと改善

  • 地域の防災計画の把握(広域避難所など)

 

こうして「動く計画」にすることで、いざという時に本当に役立ちます🔥

 


🏠グッドフェローズならではの取り組み

同じ久留米市内でも、各ホームの立地や利用者様の特性は違います。

 

そのため、研修では以下の点も話し合いました。

  • ハザードマップ上、早めに避難が必要なホームと、グループホーム内で待機した方が良いホームがあること

  • 精神疾患等の特性を持つ利用者様にとって、避難所よりもグループホームで待機する方が安心な場合があること

  • 四肢に不自由がある方や全盲の方は、他の利用者様と同じスピードで避難できないため、避難タイミングや誘導方法を再確認する必要があること

 

これらを踏まえ、一人ひとりに合わせた避難計画を見直しました。

職員全員が「誰をどのタイミングで、どうサポートするか」を具体的にイメージできるようになりました💡

 

🌟まとめ ─ 研修を終えて

今回の研修を通して、改めて「備えの大切さ」を実感しました。

自然災害はいつ起こるかわかりません。

 

でも、事前に準備しておくことで、利用者様の命と安全を守ることができます🌈

 

グッドフェローズでは、今後も定期的な訓練・見直しを続け、利用者様・ご家族・地域のみなさんに安心していただけるホーム運営をしていきます💪✨

 

「備えあれば憂いなし」──
これからもスタッフ一同、日々の暮らしを守るために力を合わせてまいります🍀